先日、電車に乗って帰宅しようとしていた時のことです。夕方の時間で人がまあまあ居て、座席は満席の状態でした。すると、1人の若い女性がベビーカーを押しながら乗車して来て、ベビーカーを前に固定して僅かな隙間に座って、いました。

すごく疲れた様子の女性は、涙をいっぱい溜めて赤ちゃんを見つめていて辛そうでした。

誰もが「大丈夫ですか?」と聞きたそうな顔をしていましたが、シーンとした電車内ではなかなか勇気がなくて、私は黙ることしか出来ませんでした。

すると、おばちゃん3人組がにこにこ顔で赤ちゃんの前まで近づいて止まりました。すると「可愛いわね〜私は、赤ちゃんのモチモチ肌と柔らかい匂いが大好きなの」と1人のおばちゃんが言うと、他の2人にも同じように優しい声で話していました。

私は「この状況でそんな話ですか…凄いなおばちゃんは」とよく思えませんでしたが、よくおばちゃんと若いお母さんの会話を聞いていると、ただの会話ではないことに気がつきました。

なんと、おばちゃん3人組はお母さんと会話しながらお母さんの悩みを解決していたのです。若いお母さんは、子育てに戸惑い困っていました。人生の先輩ならではのアドバイスや会話のテクニックに驚きながらも、私も心が癒されていたのです。

「いいのよ。人生は長いのだから、あせらずゆっくりいきましょう。大抵のことはなんとかなるのよ?だって、私たちはそうして何十年やってこれたのだから」と。

私は、本として販売し人生の参考書にしたいと本気で思いました。

気づくと、周りの乗客の方々もほっこりした顔で若いお母さんとおばちゃんを見ていました。しばらくすると、周りの人みんなが「頑張れ!」「応援してます」と応援する言葉を言っていいムードになりました。

若いお母さんと赤ちゃんは、笑顔で下車していきました。おばちゃん達の力は絶大で、その会話を聞いていた人はみんな心が和んだと思います。人のあたたかさを感じた帰宅途中でした。

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