環境という言葉から連想されるのは何でしょうか。

ある人はエコカーについて、大気汚染について、またある人は環境ホルモンが思い浮かんだり、別のある人は適応障害などの、環境に関する精神病を連想するかも知れません。

そんな中で、日常生活とはかけ離れているものの、日常生活に当てはめてみるのも面白い、島の規則というものについて考えてみました。

アイランド・ルール、別名フォスターのルールと呼ばれる島の規則は、進化生物学などに於ける学説の一つです。

自然界の生物は、その地域に流れ込んだり出ていったりすることを含めて大概は長期的に一定の個体数が保たれていますが、閉鎖的な空間である島では競争が激しくなり、その結果小さな象や大きなネズミが誕生するということがあります。

例えば、象はその大きさによって他の動物に食べられにくい半面、特異的とも言えるそのサイズは進化の袋小路に入り絶滅の危機にあります。

ネズミは小さく、また多産なことによって個体数を保ったり、敵から隠れて身を守る事が出来ますが、小さな動物が大量の餌を必要とする例に漏れず、四六時中食べていなければなりません。限られた空間である島にいる象やネズミは、そうでない環境では武器になっていたその大きさや小ささを手放しすことができる、本来生物にとって無理のないサイズに近付く、という学説です。

生物の進化は一つの個体が意識して出来ることではありませんが、この事を多少乱暴ですが人の生活に当てはめるのも面白いのではないかと思います。

親の稼ぎが十二分であることを知っているその子供は無職を選択しやすいとか、真面目に働くタイプの人だけを集めて会社を作ったはずなのに、真面目人間も集結させるとその中の何割かは働かなくなる、とか環境で人はどうとでも変化するという事例に当てはまりそうです。

そして、もしも現在の自分を更に改善したいのであれば環境を変えてしまうのが手っ取り早いのではないか、というところに行き着きます。

結婚したいのであれば結婚したい相手のいそうな会社に就職する、異性の多い場所に出入りする、というのを当たり前のように若い頃からしている人というのは、フォスターの法則のようなものを無意識に実行している、生物学に従っている人と言えそうです。

環境は選びとるものかも知れません。

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