ご存じの通り、日本は自動車大国と呼ばれています。世界的自動車メーカーの本社が多くあり、日本国内生産台数、海外生産台数を合わせると、極めて高い世界シェアを持っています。

そして、日本は先進国でもあるので、古くからカーエアコンが搭載された車を生産してきました。東南アジアなどで、たまに古いタクシーでエアコンが搭載されている物を見かねることがありますが、日本ではエアコンがない自動車を見かけることはありません。

古い自動車がエアコンを搭載しているという事は、過去に、オゾン層破壊物質であるフロンを冷媒とするカーエアコンもたくさん生産され、車に搭載されてきたことになります。こうしたカーエアコンを回収破壊する際に、できるだけフロンを外に逃がさないように適切に処理するため、法律が制定されています。2002年に施工され、2012年に改定された「使用済自動車の再資源化等に関する法律」、通称、自動車リサイクル法です。

この法律はフロン回収破壊に特化したものではありません。いわゆる3R(Reduce, Reuse, Recycle)を高いレベル実現するために制定されたもので、「自動車メーカーに車のリサイクルを義務づけ」「廃車費用を新車購入時に支払い」「特殊法人である自動車リサイクル促進センターがこの枠組みの運営者監視にあたる」ことが目玉となっています。また、リサイクル料金があらかじめ支払われていない車に対しては、車検実施時に支払うことが義務づけられています。

この法律の第53条以下に、フロンに関する項目が独立して設けられ、回収破壊業者の登録制度についての説明がなされており、これまで不正な処理を行ってきた業者を締め出す確実な仕組みができています。また、回収、破壊といった処理内容を情報処理センターに報告する義務も有しています(情報処理センターがこうした記録を一元管理することになります)。ただ、カーエアコンといってもメーカーやモデルにより詳細は異なるため、細かなフロン回収手順などは記載されていません。

これまで不法投棄が多かったカーエアコンの不法投棄は、この法律の施行後に減少したと言われており、着実に効果を上げた法律だと言ってよいと思います。

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